実はただの栄養剤じゃない?エレンタールのあれこれ
潰瘍性大腸炎やクローン病の方にはお馴染みのエレンタール。聞くだけでもちょっと嫌という方も多いのではないでしょうか?あんまりおいしくないもんね
そんなエレンタールについてちょっと耳にしたことや調べたこと等を紹介します。
エレンタールの作用と効果
ほとんど消化を必要としない成分で構成された極めて低残渣性・易吸収性の高カロリー栄養剤です。
通常、手術の前後や腸の病気などで食事の摂取が困難な場合の栄養管理に用いられます。
https://www.qlife.jp/meds/rx16778.html
上記サイトより引用
ご存知EAファーマが出してる成分栄養剤です。ここを見てる方はおそらく当たり前に知ってる情報です笑
主にアミノ酸で構成されているため、腸に吸収されやすい栄養剤となっています。IBDの方は食事制限が多いので非常に助けられていると思います。
フレーバー
現在10種類です!(2020年6月現在)
パイナップル
グレープフルーツ
青りんご
ヨーグルト
さっぱり梅
オレンジ
マンゴー
フルーツトマト
コーヒー
こっそり自分的ランキングにしています。ご参考までに。
個人的に上位6つはどれでもOKですがマンゴーから下はあんまり好きじゃないです…
フレーバーや飲み方について
「もっと色々フレーバーを出してください!」っていうのを結構耳にします。
特にレモン、グレープ、ストロベリーあたりはみなさんも要望しているようです。変わり種としてコーンスープ(ポタージュ)なんかも聞きますね。EAファーマさんお願いします笑
フレーバーと併用する「ゼリーミックス」などもありますが、寒天を混ぜたり工夫して飲んでる方も多いみたいです。味噌汁に混ぜたりとかも聞きます。
副作用
下痢、腹部満腹感、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱などがあるようです。
下痢しやすくなるのはよく聞くと思います。腹部満腹感については個人的には本作用と捉えてます笑 それ以外はあまり聞いた事がないですが、もちろん注意も必要って事ですね。
補足
ゆっくり飲む事が大事なようです。短時間で飲むと腸管浸透圧の関係で下痢しやすくなるみたいです。ちなみに浸透圧は、ナメクジに塩をかけると水分が外に出て縮むあれです。あれが腸内で起こって下痢になるようです。詳しいことはわかりませんが…
私の場合、医師や看護師の方から30分以上かけて飲むことを勧められました。個人差がありますのでご参考程度に。
消炎作用
クローン病に関する記事ですが、エレンタールにはなんと消炎作用があると記事を見つけました。と言うのも私の主治医が、エレンタールはIBDの寛解導入にも効果があると言ってたので気になって調べてみました。以下は上記サイトの抜粋ですので、詳しくは元のサイトをみてください。
エレンタールという栄養剤は、非常に効果が高い栄養剤です。しかしこの薬剤は、「栄養状態が良くなる」だけではなく、「クローン病の症状緩和に効果が高い」のです。もちろん栄養状態もよくなりますが、「炎症を緩和する」ために確実に効果があるのです。
なぜエレンタールが栄養状態のみならず症状を良くするのかといえば、エレンタールに含まれるアミノ酸がマクロファージ(炎症を引き起こすTNFαなどを出す細胞)の活性化を抑える役割を担っているからです。ひいてはTNFαなど炎症のもとになる物質の発生をブロックしてくれることもわかっています。ですから、栄養療法のなかでも特に「エレンタールがクローン病に効く」のは、栄養状態をよくするだけでなく「炎症を抑える」、クローン病の病気そのものを良くする働きがあるためなのです。
重要そうなところに色をつけたりしました。読みにくかったらすみません…
栄養剤としての効果以外にも腸の炎症を緩和する効果もあると言うことです!最近はここまで説明してださる方がスタンダードなんですかね?意見が分かれるところでもあるかもしれませんのであくまで参考までにお願いします。
今回は以上ですが、嫌々エレンタールを飲んでる方もそうでない方もこれを読んで多少でも続けていく気が起きると嬉しいです笑
薬の効き目などは個人によって差がありますので、自己責任でお願いいたします。
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